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頭部・首

難聴

 

聴覚は視覚と同様に、人間生活にとって大切な感覚機能です。加齢によってもろもろの機能が低下しますが、じつは聴こえが悪くなるのは、加齢が原因とは限りません。最近では、音楽プレイヤーやスマホなど、イヤホンなどで音楽を長時間聴く機会が多くなったことより、内耳の破壊による難聴が問題視されるようになりました。

 

難聴とは「聴こえ難くなる病気」で、「全く聴こえない」病気ではありません。急に聞こえが悪くなった場合は「突発性難聴」の可能性があります。
難聴には、先天性難聴、他の疾病に起因する難聴、薬物性難聴や原因の分からない突発性難聴など、様々な要因があります。しかし、難聴の中でも最も多いのは加齢によって進行する老人性難聴です。難聴の中でも先天性難聴や老人性難聴は回避し難いものですが、突然耳が詰まったような圧迫感を感じる突発性難聴は、早期の適切な治療で、その6割は良くなるとされています。

 

★耳からの音情報を脳で認識する流れ

 

20~2万ヘルツの音振動に対する感覚を聴覚といいます。耳は外耳、中耳、内耳から構成されていて、外耳から入ってきた音源は鼓膜を振動させます。その振動が中耳の耳小管に伝わります。この場所で音の振動は増幅されて内耳の蝸牛に伝わります。この蝸牛には音を感知する大切な有毛細胞があります。有毛細胞が外部からの音振動を感知すると電気信号に変換されて、聴覚神経を伝わって大脳の聴覚中枢に到達して、やっと音として認識されます。したがって、これらの経路のいずれの部位に障害が発生しても、聴き取りにくいという「難聴」となります。

 

 

 

★難聴の種類とその原因

 

 

◆老人性難聴

 

耳の中には有毛細胞と呼ばれる細胞があります。この細胞が音を認識して、神経に伝えて脳で確認をしています。加齢によって、この有毛細胞が減少してきます。これが原因でおこる難聴を「老人性難聴」といいますが、このタイプの難聴は早期発見・早期治療が重要となります。

 

◆突発性難聴

 

 このタイプの難聴は、ある日突然聞こえなくなるのが特徴です。その原因としては、血流や、ストレス、ウイルス感染などがあります。これらの原因による難聴は極めて早期発見が大切で、発症してから1週間以内で受診すれば、治癒する確率が非常に高いとされています。しかしながら、受診が遅れて2週間以上すると、治癒の確率が極度に低下するとされています。

 

 

◆イヤホン・ヘッドホン難聴

 

これは大音量の音楽を長時間、聴くことによっておこる難聴です。イヤホンやヘッドホンは音源が鼓膜に近いため、直接、有毛細胞が破壊されるため難聴となります。

 

◆小児難聴

 

遺伝要因によって、生まれてくる赤ちゃんが難聴の場合がありますが、これ以外にも出産前後の病気による難聴もあります。このタイプの難聴で怖いのは、子供の側から聞こえてないことを周囲に伝えられないことにあります。従って、大きな音でも反応がないなど、特徴的な症状を周囲が早く察知することが大切です。

 

 

 

 

WHO(世界保健機構)は若者の難聴リスク低減のため、「音楽は1日1時間まで」と注意喚起しています】

 

 

WHOによりますと、世界の若者のうちの約50%は、オーディオ機器などや、クラブなどの娯楽施設での危険な音響に約40%が晒されていると報告しています。電車車内の85デシベル位の音量では、1日に8時間、電車が人の近くを通過する時の約100デシベル位では、115分でも難聴の危険性があるとしています。他にも、スマホなどの音楽では、音量を下げたりして、11時間までに控えるよう警告しています。

 

 

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