お腹まわりを意識し、「メタボ」にならないよう健康に気を使っている方も多いのではないでしょうか。では、なぜお腹まわりが大きくなると注意しなければいけないのでしょう?それは、内臓脂肪に理由があると言われています。
◇◆メタボリックシンドローム◆◇
メタボリックとは、エネルギーや物を生み出したり、それを使用する化学反応、すなわち「代謝」を意味しています。この代謝機能が低下すると、私たちの身体では上手く摂取エネルギーと消費エネルギーのバランスを取る事が出来なくなってしまいます。このとき、右の表に示したような変化が現れます。これらの基準を超えてしまったとき、メタボリックシンドロームと診断されます。
しかし、この段階ではお腹まわりが気になる程度で、痛みやはっきりとした症状は、ほとんどの場合みられません。では、なぜメタボに注意すべきなのでしょうか?それは、生活習慣病は血管への負担が大きいため動脈硬化を引き起こし、最終的には心筋梗塞、 脳梗塞につながると考えられているためです。メタボは命に関わる状態なのです。そしてその背景には、代謝異常により体内に溜まってしまった「内臓脂肪」が大きく関与していると言われています。
◇◆内臓脂肪 と アディポネクチン◆◇
体内に溜まってしまった内臓脂肪は、なぜ体に悪いのでしょうか?脂質は脂肪細胞に蓄えられます。この脂肪細胞は、代謝を調整するホルモンを分泌しています。脂質が溜まっていくと、あるホルモンは過剰に出る一方、あるホルモンは出にくくなってきます。この出にくくなるものの1つに「アディポネクチン」があります。アディポネクチンは、体内の血圧や血糖値を上手くコントロールしてくれるという良い働きがあります。そのため、メタボのように内臓脂肪が溜まってくるとアディポネクチンの分泌量低下に伴い、血管元気の低下も起こってくると考えられています(心筋梗塞、脳梗塞などの原因となる)。
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