たかが歯周病と考えていませんか?歯周病は生活習慣病の1つであり、肥満や高血圧、高血糖、脂質異常症の発症とも関係することから、「生活習慣病で最初に現れるのが歯周病」とも言うことができます。さらに歯周病などで歯数が少ない人は、寿命が短いことも明らかになりました。いきいきと健康長寿を謳歌するために、歯周病をしっかり予防しましょう。
◆◇成人の約8割は歯周病
歯周病及び歯周病の疑いのある人の割合は多く、成人の約8割は歯周病の疑いがあるという調査結果でした。
◆◇歯周病は歯を失う原因の第1位
年齢が高くなるほど歯周病が原因で歯を失う割合は増加します。35歳以上では歯を失う原因の第1位は歯周病で41.8%、第2位は虫歯で32.4%でした。
◆◇歯数が少ない人は寿命が短い!
65歳以上の日本人21,730人を対象にした4年間の調査では、残歯の数が少ない人ほど寿命が短いことが明らかになりました。残歯の数が20歯以上、10~19歯、0~9歯の3グループに分けて死亡率を調べた結果、20歯以上ある人に比べて、10~19歯の人で死亡リスクが1.3倍、0~9歯の人で1.7倍に上昇しました。このように歯数の少ない人は短命になる傾向があります。
◆◇歯周病を悪化させる因子
歯周病の原因は不十分な歯磨きなどにより歯垢(プラーク)ができて歯周病菌が繁殖することです。歯周病を進行させる因子として喫煙、糖尿病、咬合性外傷(咬み合わせが悪いといった理由で起こる組織の障害)、不適合補綴(入れ歯等が合っていない)、ホルモンバランス、遺伝、ストレス、家族間感染などがあります。特に喫煙は末梢血管の収縮作用により、歯茎の血流循環を悪くするとともに、ヤニや歯垢をできやすくします。喫煙者は非喫煙者よりも歯周病になるリスクが3倍高く、さらに喫煙本数が1日20本を超えるとリスクは約5倍になるとの調査報告があります。
◆◇歯周病を予防しましょう
〇口腔ケア
歯ブラシは大きすぎず、口の中で動かしやすいサイズがおススメ。歯ブラシだけでなくデンタルフロスや歯間ブラシも利用しましょう。
〇禁煙しましょう
〇年に1~2回は歯科医で検診を受けましょう。
厚生労働省の調査によると、ほとんどの人は毎日歯を磨いており、約7割は1日2回歯磨きをしています。しかし、歯周病が防げていないということは、きちんと磨けていない、または磨いても取れない汚れがあるためと考えられます。歯周病を防ぐためには定期的な歯科検診が必要です。〇年に1~2回は歯科医で検診を受けましょう。
厚生労働省の調査によると、ほとんどの人は毎日歯を磨いており、約7割は1日2回歯磨きをしています。しかし、歯周病が防げていないということは、きちんと磨けていない、または磨いても取れない汚れがあるためと考えられます。歯周病を防ぐためには定期的な歯科検診が必要です。
8020運動にあるように80歳になっても自分の歯を20本以上保てるようにしましょう!
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