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尿漏れ

尿漏れが気になって思いっきりスポーツができなかったり、日常生活でも不安を感じたりしていませんか?加齢に伴って、多くの方が尿漏れを経験しています。病気という認識が薄く、症状が出ても「恥ずかしい」、「歳だからしかたない」と諦めがちですが、正しい症状と対処方法を知り、治療の第一歩を踏み出しましょう。
  

◇◆尿漏れ(尿失禁)って?◆◇
尿漏れは医学用語で「尿失禁」と言います。尿失禁とは尿が漏れるのをコントロールできない状態のことをいいます。尿失禁は主に高齢者で起こりますが、どの年齢層でも見られます。若い成人のおよそ5人に1人がある程度の尿失禁を経験し、高齢者では3人に1人の割合になります。ほとんどの年齢層で、尿失禁は男性より女性に多くみられます。
  

◇◆排尿の仕組み◆◇
尿は腎臓でつくられ、尿管を通って膀胱にためられます。
① 膀胱の容量は500ml程度ですが、300~400mlの尿がたまると尿意を覚えます。
② 尿ができる状態が整って、はじめて脳から「尿を出すように」という指令が出されます。
③ 排尿筋が収縮し、膀胱括約筋が緩み、尿が体外へ排出されます。
膀胱に尿がたまっても、もれないようにできるのは、尿道のまわりにある「尿道括約筋」を含む「骨盤底筋群」が縮んで、尿をせき止めているからです。
骨盤底筋群:膀胱や尿道、子宮、直腸を支えている筋肉です。 正常に働かなくなると尿トラブルが起こります。
  

◇◆種類と原因◆◇
尿漏れは大きく分けると3つの種類があります。
①腹圧性尿失禁
せきやクシャミをしたり、大笑いした拍子、急に走るなど、おなかに力が入った拍子などに漏らしてしまうタイプの尿失禁。尿失禁の中では一番多く、70%を占めるといわれています。大きな原因は、骨盤底筋群が弱って膀胱や尿道をしっかりと支えられなくなることにあります。閉経によって女性ホルモンの分泌が低下すると、それだけでも骨盤底筋群がゆるむのですが、妊娠・出産や肥満もゆるみの大きな原因になります。女性に多い尿失禁です。
②切迫性尿失禁
尿意を感じてからトイレに行くまで間に合わずに漏らしてしまうタイプの尿失禁。尿意や刺激などに反応して膀胱が勝手に収縮してしまう、膀胱の過活動(過活動膀胱)によって起こります。膀胱が過敏になっているため、寒さや水の音、ドアを閉めただけでも刺激となり、漏らしてしまうことがあります。
③溢流性尿失禁
排尿がうまくできないために膀胱容量いっぱいまでおしっこがたまり、少しずつ漏れてしまうタイプの尿失禁。尿意がはっきりしない、おしっこが出にくくチョロチョロとしか出ない、腹圧をかけないと尿が出ない、残尿感がある、などの症状がみられます。男性の場合は前立腺肥大症、女性の場合は子宮ガンの手術後などに多く起こります。
  

コラム: ペポカボチャ種子と尿トラブル
南米や北米では古くからペポカボチャ種子は泌尿器疾患の改善や強壮剤として利用されてきました。種子には「リグナン」という女性ホルモン様作用のある成分が多く含まれています。その結果、女性ホルモンの分泌を促し、前立腺肥大抑制作用だけではなく、女性に生じる尿失禁に対しても効果的であるとされています。
  

◇◆尿漏れが女性に多い理由◆◇
①尿道が男性に比べて短く、直線的に走っている。
②膀胱や尿道を支えている「骨盤底筋群」が男性に比べて弱い。
③膣や子宮の存在。
④冷え症や便秘症が多い。
  

◇◆生活上の注意◆◇  (財団法人日本医療機能評価機構より抜粋)
①1日に摂る水分はコップ5~8杯程度とし、コーヒー、お茶でトイレが近くなる場合には刺激のない飲み物を摂るようにします。
②便秘は膀胱を圧迫したり、骨盤底筋群が弱くなるために、尿失禁の増悪因子です。朝食後の排便習慣をつけるようにします。
③肥満は便秘と同様に膀胱を圧迫したり、骨盤底筋群が弱くなるために、尿失禁の増悪因子です。肥満に注意し、体重を長い時間をかけて軽くします。

 
 

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