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もしかしたらあなたも・・・?過敏性腸症候群

“過敏性腸症候群”をご存知ですか?最近非常に増えている腸の病気ですが、そうだと気づかずに生活している人もたくさんいらっしゃいます。今回はそんな過敏性腸症候群に迫ってみたいと思います。  

◆過敏性腸症候群でどんな症状が?

 過敏性腸症候群(IBS)になると、下痢や便秘といった便通の異常が主な症状として出てきますが、症状の出方によって下のような3つの型にわけることができます。

下痢型 :下痢の症状が強く、男性に多いタイプ
便秘型 :便秘の症状が強く、女性に比較的多いタイプ
混合型 :便秘、下痢が交互に出てくるタイプ
 

◆過敏性腸症候群の診断基準・原因は?

 この病気の診断には現在、“RomeⅢ診断基準”というものが使われています。ただし、クローン病や潰瘍性大腸炎といった他の腸の病気が潜んでいる可能性もありますので、くれぐれも診断基準を見て自己判断してしまわないよう、注意が必要です。 
 
~過敏性腸症候群の診断基準(RomeⅢ診断基準より)~

腹痛やお腹の不快感が最近3ヶ月のうち1ヶ月で3日以上ある。
  

以下の3項目のうち、2項目以上が当てはまる。
・排便により症状が治まる。 ・排便頻度が変わる。 ・便の性状が変わってくる。
 
過敏性腸症候群が起こる原因として、『消化管運動の異常』と『腸管の過敏』が現在考えられています。またストレスがこの病気を悪化させる因子として挙げられています。 
 

脳は腸と『自律神経』という神経で繋がっていて、自律神経を介して腸の動きに指示を与えています。ところがストレスを受けると、自律神経を介してのコントロールが上手くできなくなってしまいます。コントロールが上手くできなくなると腸の運動がおかしくなってしまい、お腹の痛みや下痢,便秘に繋がっていきます。こうした症状が更なるストレスとなることでまた症状を引き起こし悪循環に陥ると考えられます。 
 
日本におけるこの病気の患者数は、成人以上で人口の約10~20%と推測されていて、特に働き盛りの30代男性に多いとされています。 
コラム ~過敏性腸症候群が子供たちにも・・・!?~
 
過敏性腸症候群は働き盛りの人に多い病気ですが、最近では子供達にも増えています。その割合は、高校生では14%と大人とほぼ変わらない比率と見られます。学校での排便に抵抗があったり、親も病気と考えていないため1人で悩んでしまう子が多いようで、過敏性腸症候群の学生の4人に1人は不登校に陥っていると言われます。子供の場合は本人の治療だけでなく、家族や学校など周囲の病気への配慮も非常に大事になってきます。  

◆過敏性腸症候群の治療法は?

 過敏性腸症候群は原因がはっきりとわからないため、完全に治すことの難しい病気ですが、治療により、症状を出にくくすることはできます。まずは、問題を起こす特定の食品やストレスが突き止められれば、その原因を避けるようにします。その上で『生活習慣の改善』と『食事療法』を行いますが、新たなストレスにならないよう、無理のないようにやっていくのが大切です。 
①生活習慣の改善
 
 睡眠・食事の時間を一定にして、規則正しい生活を行うことや、毎日、適度な運動を行うといったことがあります。便秘型の人は、便意が無くても毎日決まった時間にトイレに行くことを心がけます。 
②食事療法

腸の働きや腸内の環境を良くしてくれる乳酸菌食品(ヨーグルトなど)や、食物繊維を多めに摂るようにします。一方で腸内の悪玉菌のエサとなりやすい脂質の他、香辛料やアルコールは腸を刺激してしまうので、なるべく避けるようにします。 

その他
もし症状が改善されなければ、お腹の調子を整える薬や不安を和らげる薬などを使った『薬物療法』や、心療内科にて『心理療法』を行います。過敏性腸症候群自体は、決して重い病気、命にかかわる病気ではありませんので、焦ることなく治療を続けて改善を目指します。

 

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