様々なストレスが存在する現代で、人間はストレスに対応するために防御反応を示しますが、それは免疫力の低下という症状として現れることがあります。そのためどうしても避けられない状況や、突然の出来事により身体に負担がかかり、体調を崩してしまうことも少なくありません。身体の恒常性(こうじょうせい、内部環境を一定に保つ仕組み)を維持している柱がストレスなどにより崩れると、その上にある屋根(=生体)も崩れてしまいます。
例えば、ストレスは免疫細胞の貪食能 ※ を低下させてしまうことが知られており、免疫系の柱が崩れた場合、風邪や肺炎、インフルエンザなどといった病気の原因となる外敵への対応も遅れてしまいます。
※貪食能:微生物などの外来物をのみ込み破壊する能力
共感疲労
実際に経験していないことでも、映像や聞いた情報により、自分自身が体験しているような状態に陥ってしまったり、どうにかしなければならないと理解はしていても、どうしようもない状況で、強い疲労を感じてしまうことがあります。これを共感疲労と呼びます。共感疲労により身体に過剰な負担がかかり、体調を崩してしまう方もいます。
ある種のストレスを受けても人によって症状の出方は異なり、この差がストレス対応能力の差になります。ストレスを受けても柔軟に対応できる力を高めることが大切になってきます。
ストレスに負けない身体を作るためには、しっかりとした土台が必要です。免疫系を含む柱は“基礎体力”(=エネルギー代謝、新陳代謝、精神代謝)の土台の上に立っています。
【エネルギー代謝】食べ物を分解・吸収・代謝して、血流を通じて身体の隅々にまで循環させ、生きていくための活動エネルギーを得ることを言います。
【新陳代謝】生体を構成している60兆個もの細胞が、もとの形を維持しながら、絶え間なく生まれ変わっていることを言います。
【精神代謝】目や耳などから入ってくる多くの情報を処理して、脳からの指令をホルモン分泌や神経伝達を介して適切に伝えることで、精神の状態を安定に保つことを言います。
ストレスに適応するため、身体はビタミンCを消費する!!
身体がストレスを受けると、それに適応するため、副腎皮質ホルモンやノルアドレナリンなどのホルモンが生合成されて分泌されます。これらの物質を生産するためには、ビタミンCが必須となります。ストレスを感じやすい方は意識して摂取するようにしましょう。
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