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お酒の飲みすぎにご注意

夏は過ぎたものの、まだまだ暑さも残るこの時期、冷たいビールなどお酒が美味しいと感じることが多いと思います。お酒は適度に飲めば身体に良いものですが、たくさん飲み続けていると、身体に色々悪影響が出てきます。今回は、お酒の飲みすぎによる悪影響について見ていきましょう。

  

◆お酒の行方
お酒(アルコール)が口から入ると、胃や小腸から吸収されほとんどが肝臓に行きます。肝臓で、アルコールは酵素の力を借りながらアセトアルデヒドを経由して酢酸に変わり、最終的には水と二酸化炭素(炭酸ガス)となって体から出ていきます(アルコールの解毒作用)。
アセトアルデヒドは毒性が強く、悪酔いや二日酔いなどの原因となります。特にお酒に弱い(遺伝的にアセトアルデヒドを酢酸に変える力が弱い)方はアセトアルデヒドの害を受けやすいので注意が必要です。

  

たくさんのお酒を飲み続けるとどうなる??
長い間適量を越えてお酒を飲んでいると、身体の様々な部分に障害が出てくる可能性があります。特にアルコールの解毒において中心となる肝臓は大きな負担がかかります。下の図のように、アルコールは肝臓で代謝される中で、脂肪酸の合成を活発にしてしまいます。最終的に脂肪酸は中性脂肪となって肝臓にたまり、脂肪肝が起きます。脂肪肝自体は体に大きな負担をかける病気ではありませんが、放置しておくと肝硬変や肝がんなど取り返しのつかない病気につながる恐れがありますので、脂肪肝のうちに治療する必要があります。

  

~女性,高齢者とお酒の関係~
一般に女性、高齢者(60歳以上)は若い男性に比べてアルコールの害を受けやすいと言われます。女性は男性に比べ肝臓が小さく、代謝能力が少し落ちるということや、酵素やホルモンの影響があるためです。一方高齢者の場合は、加齢により代謝機能が落ちているのに加え、体内の水分量が若いときよりも少なくなっているため、若いときと同じ量を飲むと血液中のアルコール濃度が高くなりやすいといったことがあります。

  

お酒を楽しむために・・
何といっても自分の“適切な飲酒量”を知り、その量を守ることが大切です。健康な生活を送るための1日の平均飲酒量(純アルコール量で20gに相当)は、下の表のようになります。
ビール 500mL
日本酒 1合弱
焼酎 100mL
ワイン 200mL
ウイスキー 60mL

  

ただしこれは壮年男性の場合であり、女性と高齢者はこの半分が目安となります。また(社)アルコール健康医学協会からは適正飲酒10ヵ条も出ています。是非とも正しいお酒の飲み方を実践し、健康に、楽しくお酒を飲むようにしたいですね。

  

~適正飲酒10ヵ条~
★笑いながらともに、楽しく飲もう ★くすりと一緒には飲まない
★自分のペースでゆっくりと ★強いアルコール飲料は薄めて
★食べながら飲む習慣を ★遅くとも夜12時で切り上げよう
★自分の適量にとどめよう ★人の酒の無理強いをしない
★週に2日は休肝日を ★肝臓などの定期検査を

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