皆さんは毎日の食事をどのように食べていますか?
食事の時間が楽しみという人、忙しくて間に合わせで食べてしまう人、自炊が苦手でついつい外食に頼ってしまう人などさまざまだと思いますが、毎日の食事は健康維持の第一歩です。忙しい人も、外食しがちな人も、おいしく、賢く食べるために、食べることの意味について考えてみましょう。
1. 食べ物を通してさまざまな栄養素を体内に取り入れる。
すべての動物は体に必要な栄養素をとらなければ生きていけません。食事は「生きていくために必要な栄養素を摂取する」という大きな意味があります。そのため、食べ物にどんな栄養素が含まれるか知ることは、賢く食べる基本になります。
2. おいしいものを食べることで、精神的充足感を得る。
ただ栄養素を補給すればよいのであれば、栄養が計算された宇宙食のような食事を毎日とればよいということになります。しかしこれでは味気ないですよね。同じ食事だったら、誰でも「おいしいものを食べたい」と思うのではないでしょうか。
おいしいものを食べると体だけではなく心も満たされ、幸せな気持ちになります。ストレスがたまったときには、ゆっくりと気持ちを落ち着けて、おいしい食事を取るようにしましょう。ストレスも自然に解消しているかもしれません。
3. 家族で食卓を囲むことによる心の休養、リフレッシュ、相互理解が図れる。
家族など特定の人と食べ物を分かち合って食べるということは、相手を生かすことにつながり、家族の相互理解、連帯感に役立つといわれています。社会情勢の変化により、最近では家族が別々に食事をすることが多くなっています。また外食時など、家族が一緒に食卓についていても別々のものを注文して食べることも多くなっています。そうした「個食化」が、家族の連帯感を希薄にしているのではないかと懸念されています。
4. 友人、知人と会食することで親近感を増す。
友人、知人を家に招いて食事をしたり、仕事関係の人とレストランで食事をすることは、単に栄養をとるためというわけではなく、相手と親しくなりたいという意味があります。
幼児期には「空腹」や「見た目」などの単純な要因で「食べたい」と思いますが、大人になると「誰と食べるのか」など、さまざまな心理的要因が食行動に影響を与えます。そのため、食事の場は社交の場でもあるのです。
5. 食べ物を食べることにより、自然、社会の中で生かされていることを知る。
食べるということは、他の命をいただくということです。つまり食べることにより命の大切さを知り、自分が生かされていることも知ることができるのです。
6. 自ら食べる、食べようとすることは生きる力につながる。
私たちはカゼをひくとしばらくは食欲がありませんが、食欲が出てくるとカゼからの回復も格段と早くなります。つまり食べることは生きる力となっていくのです。
このように「食べる」ということは、栄養を補給して健康な体をつくる以外に、心の充足感をもたらしたり、社会的連帯感や生きる意味などさまざまなことを私たちに教えてくれているのです。そのため「何でもよいから簡単に」などとおろそかにしたりせず、工夫しながら、賢く、おいしく食べることが大切です。
さて、今日の食事は誰と何を食べますか?
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