毎日の生活で得ている情報の約9割は、目からの情報であると言われているほど、目は重要な働きをしています。しかし、パソコン、スマートフォンやTVゲームが普及するようになり、私達は日常生活で目を酷使する機会が増えてしまいました。今回は、目の仕組みと目の疲れについてご紹介いたします。
◆◇目のしくみ
目は、大人で直径が約24ミリの球形をしており、重さは7.5グラムです。よくカメラに例えられます。 光は眼球のいちばん前にある角膜から入ります。環のように黒目を取り巻くのは虹彩で、カメラでいうと絞りにあたります。虹彩の後ろにレンズの役目をする水晶体があり、その奥の硝子体(しょうしたい)は眼球の形を保っています。硝子体を覆っているのが、フィルムにあたる網膜です。網膜に写し出された映像情報が脳に情報伝達され、脳でその映像を認識します。そう、物は「目」で見るのではなく、「脳」で見ているのです。
◆◇疲れ目の原因は?
疲れ目とは、ピントを調節するための毛様体筋や、眼球移動筋などの各種筋肉が疲労した状態のことをいいます。 目の周りには眼球を支え、動かす7本の筋肉『外眼筋』があります。長時間同じ位置で眼球を支えていると、外眼筋に疲労物質がたまり、筋肉疲労を起こします。また、「水晶体」を支える「チン小帯」「毛様体筋」といったピントを合わせるための結合組織や筋肉も、無理をしてピントを合わせようとすることで、疲労を起こしてしまいます。また、その他にもドライアイや精神的な問題が疲れ目の原因になっていることもあります。
◆◇あなたは疲れ目?こんな症状は要注意!
起きている間、目はずっと使われるので疲れてしまいます。下記の症状は目が疲れているサインです。目の疲れは、長引く頭痛や肩こり、全身の倦怠感などにつながることもありますので早めの対処が大切です。
◆◇目を労わる生活ポイント
□アントシアニンやDHAなど目に良い物を摂る
アントシアニンは光の情報を電気信号に変えるときに必要なロドプシンというタンパク質の再生を助け、視力の回復に役立ちます。また、光による酸化から目を守り、目などにある細い血管を丈夫にすることで血流を良くします。DHAは脳や網膜などの神経組織に多く存在し、学習機能や認知症の改善効果とともに、視力を改善する効果も注目されています。ビタミン群やミネラル類も目に必要な栄養素です。
□目を休める
同じ作業を続けるときには1時間に10分程度、目を休ませることが理想です。目を閉じることも目を休めることになりますので、睡眠も目の休憩になります。
□目のまわりや肩・首をマッサージする
目だけではなく、肩・首のこりが血行不良をもたらし、目の関連筋肉群の緊張状態を継続させ、疲労につながります。目の健康を保つためにマッサージをすることによる血流改善は有効です。
コラム:ブルーライト
ブルーライトとは、波長が380~495ナノメートルの青い光のことです。
目に見える光(可視光線)の中では一番エネルギーが強く、角膜や水晶体を通り抜け、網膜まで到達します。パソコン、LEDディスプレイ、LED照明、スマートフォンなどに多く含まれ、網膜に到達する光の中で、紫外線に最も近く、強い酸化作用を持つ光です。長時間ブルーライトにさらされると、疲れ目などの症状が出て抗酸化力が低下している場合は、網膜に障害が起きる可能性があります。 ブルーライト対策として、専用PCメガネの利用とともに、アントシアニン、DHA、ルテインなどの抗酸化成分を摂って、目の健康を保ちましょう!
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